2023/01/06 20:26


1.コットンニットとは?

コットンニットとはその名の通り、コットン、つまり綿の糸で編まれたニットを指します。厳密に言うと、Tシャツやカットソーなどもニット製品ということになりますが、こちらでは一般的にニットと呼ばれている、セーターやカーディガンについてお話しします。


コットンはインナーや靴下、シャツといった直接肌に触れる製品にも使われる、とても身近で肌にやさしい素材。綿花という植物から採取したもので、天然の素材ならではの手ざわりの良さやナチュラルな風合いが魅力です。

コットンニットは、半袖やノースリーブの夏向きのものから、冬に着ることのできるセーターやカーディガンまで、幅広く作られているアイテム。そんな季節を限定しない、高い汎用性があるのも特筆すべき点です。


2.とてもさわやかな着心地、コットンニット

コットンニットの特徴といってまず思い浮かぶのは、何といってもそのやさしい手ざわり。自然素材である綿から作られているため、お肌の弱い方でも安心して着ることができるニットです。

一般的にニットというと、チクチクしたり刺激を感じて苦手意識を持つ方も多いようですが、コットンニットならば肌当たりもやさしく、チクチク感もなく刺激も少ないため、快適に着られるのもうれしいポイントです。


コットンは吸湿・発散性に加え、通気性にも優れた素材。とてもさわやかな着心地なので、直接肌に触れるインナーなどの衣類をはじめ、夏向きの衣類にもよく使われます。

また、保温性もあることから、幅広い気候にも対応可能。特に四季がある日本では、季節の変わり目の気候の変化が予想しづらく、何を着て良いのか困ることも多いですよね。そんな時こそ、温度や湿度の調節ができるコッンニットの出番。

手軽に羽織れるカーディガンだと、より便利に温度の調節ができると思います。


3.コットンニットはいつまで着れる?着るのに適した季節は?

幅広い季節に対応できるコットンニットですが、いったいどのくらいの期間着られるのかわからない……そんな方もいらっしゃいますよね。あたたかいと言っても、冬はどうなのかと疑問に思われるかも知れません。ウール素材のニットと比較した上で、ご説明したいと思います。


●ニットを着始めるのはいつ頃?

一般的に、ニットを着始めるのはだいたい10月初旬頃からで、季節としては秋口になります。気温にすると20度を下回りはじめ、朝晩に冷えを感じる時期ですね。

まずは薄手のニットを着始め、徐々に冬物に移行していくと思いますが、この辺りのタイミングに迷われる方もいらっしゃるようです。


さらに、いわゆる冬ニットと呼ばれる、ウールなどを使った厚手のニットを着るのは、目安として気温が15度以下になる頃。いよいよ冬本番に差し掛かる時期になります。


●コットンニット、さすがに冬は寒いのでは?

ウールの厚手ニットのあたたかさは格別ですが、重さを感じる見た目から、冬だけにしか着られないものがほとんど。薄手の春物アウターとのバランスが悪くなるのも、季節外れ感を際立たせてしまう一因かも知れません。

3月頃になるとまだまだ寒さがあるものの、さすがに暑苦しく感じることもあり、春物のニットに替えるのが良いのでしょう。


その一方、コットンニットは冬の間はもちろん、秋口から春先まで通して着ることが可能。冬場に綿素材では寒いのでは?と思われがちですが、コットンニットでも充分あたたかく過ごすことができます。

コットンニットは春・秋・冬と活躍の場も多いので、1着あると便利なアイテムであることは間違いありません。



4.ガラ紡の糸を使ったニットウエアブランド、GAUNTOUCHとは

GAUNTOUCHは、ガラ紡の糸を使ったニットウエアを展開するブランドです。ブランド名のGAUNTOUCHとは、ガラ紡を発明した臥雲辰致(ガウンタッチ)氏の名前が由来となっています。

ガラ紡とは昔ながらの希少な紡績機で、紡ぎ出す糸は太さが不均衡な大変個性的なもの。GAUNTOUCHで使われる素材は、オーガニックコットンが100%になりますが、この原綿をていねいに紡ぐと、柔らかな凹凸のある風合いに仕上がります。現代の紡績技術ではけっして出すことのできない、不揃いな味わいです。


扱いづらいガラ紡の糸を、さらに手間と時間を掛けて編み立てることでGAUNTOUCHのニットは生まれます。オーガニックコットンのやさしい手ざわりや、独創的な糸が作り出す豊かな表情や温かみ。大量生産には向かないものの、GAUNTOUCHのニットは、お肌の弱い方や本当に心地良い着心地をお求めの方に、自信を持っておすすめしたいニットです。



5.夏以外はボーダーレスに活躍する、GAUNTOUCHのニット

コットンニットはウール素材などのニットに比べ、ふんわりとした柔らかな感触が足りないと思われがちです。しかし、独自の凹凸のある糸から編み立てたGAUNTOUCHのニットは、ふっくらとした温かみや、軽やかさが持ち味。ポコポコとしたクラフト感あふれる糸がたっぷりと空気を含むことから、驚くほどのあたたかさを味わっていただけますよ。


最近では冬でも暖房が効いているために、電車や建物の中では暑いと感じる場所も。そんな時にもしっかりと吸湿・発散してくれるオーガニックコットン素材のおかげで、非常に快適な着心地。通気性にも優れ、汗による刺激も気にならないので、お肌に悩みのある方も安心して着ていただくことができます。


気候が変わりやすい春や秋には、素肌に近い状態にさらっと心地良く、冬にはインナーや、通常のニットとしてふんわりとあたたかく。GAUNTOUCHのニットは、夏以外の季節なら、いつでも心地良く着ていただけるのが特徴です。


春・秋・冬とボーダレスに活躍してくれる、まさに万能のニット。

春は明るいパステルカラー、秋には渋めの色味をチョイスすることで、季節感のあるコーディネートをしていただくのも素敵だと思います。



「冬のお出かけも私らしく」GAUNTOUCH クルーネックニット


ずっと愛せる定番のナチュラルカラー

お色味は、素材そのものの自然な色を活かした生成色。何にも染まらないプレーンなイメージで、ガラ紡の糸のナチュラルな質感を最も感じていただけます。様々なファッションや色味に合わせられて、イメージも作れる。まさに万能のカラー。

ガラ紡のニットの魅力とは?

起伏のある糸が空気を含むことで、ふわっと柔らかな肌当たりになります。ポコポコとした凹凸のある表情が印象的で、着ていて温かいのはもちろん、ホッとする心地良さと安心感を味わっていただけます。

柔らかでやさしい肌当たりに加えて、500~700gととても軽量。だからインナーにするのもおすすめの着方です。冬はインナーとして着た上に重ね着を、さらに、少し暖かい季節には素肌に近い状態でふんわりと一枚着ていただくと、心地良さは極上に。

肌への優しさと着心地を求めて
オーガニックコットン100%のコットンニット

糸になる素材には、2~3年農薬や化学肥料を使わずに育てられた、JOCA認定のオーガニックコットンを使用しています。その一部には、繊維が短いために、一般的な高速紡績機では糸にすることができなかった落ち綿も含まれます。

低速で稼働するガラ紡は落ち綿を紡ぎ直すのに都合が良く、有効利用が叶うのです。本来捨てられるはずの素材に、新たに生命を吹き込めることから、環境に配慮されていると言っても良いのでしょう。

無駄を省いたシンプルなデザインだからこそ引き立つ、素材ならではの素朴な味わい。自然体で気負わない佇まいが、GAUNTOUCHのニットの何よりも魅力です。時間の経過や物との関わり方による変化が現れやすく、身の周りで完結できるような物。さらに、それをふと振り返って見た時に、感慨深い何かを見つけられる物。それがGAUNTOUCHのニットなのではないかと思います。そのような存在であって欲しいという願いかも知れません。愛着を持ってひとつのものと付き合い続ける体験をお届けすることが、GAUNTOUCHのニットの使命のようなものだと考えます。